終活について
終活とは
終活という言葉をご存知でしょうか。
なんとなく、耳にしたことがあるかもしれません。『死』をイメージするかもしれません。
文字通り、終活とは人生の終わりを準備する事です。
まだ、元気だから。死んでからのことなど考えられない。なんてお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、自分の人生の終わりを見つめ、その準備をすることで、今をより良く自分らしく生きることになるのです。
残された大切な方たちのためにも、終活を考えてみませんか。
では、具体的にどのような活動のことをいうのでしょうか。
1. エンディングノートを準備する
エンディングノートという言葉を、初めてお聞きになる方もいらっしゃることでしょう。
エンディングノートには、決まりはありません。何を書いてもいいのです。
延命治療を希望するか、自分の葬儀をどうしたいのか、死を誰に伝えてほしいのか。財産、貴重
品はどうしたいのか。書いておくことで、自分の亡き後の家族の負担を減らすことが出来ます。
そして、自分がどのような人生を送ってきたのか。遺していかなければいけない家族や、かけがえのない大切な方へ伝えたい言葉を記します。
もちろん、法律上の効力のある遺言書を準備することも重要なことですが、エンディングノート
はむしろ、自分の亡き後の家族の負担を減らすために、自分の思いや希望を記すものです。
家族や大切な方への感謝の気持ちや、普段伝えたくても言えなかったこと、人生の思い出を記し
てもいいのです。
2. 生前整理を行う
本人が健康なうちに、身の回りの物品の整理をします.
どうしても高齢になると、持ち物も増え、体力的にも片付けをすることが難しくなります。
悲しみの癒えぬまま、大量の遺品の整理はご家族への相当なご負担になってしまいます。
本当に必要な物だけを残し、他は整理することで穏やかに暮らすことが出来ます。
そして、自分の立場を考えたときに、後継者を育てたり、まだ健康なうちに立場を退く決断をす
ることも重要なことです。
自分の亡き後、ご家族が『本当はどうしてもらいたかったんだろう・・・』と心を痛め、悲しい思いをなさらないために、自分の死について考え準備してみませんか。
終活は、自分の生きてきた道のりをもう一度思い返し、家族や大切な方への感謝の気持ちを伝えるきっかけになることと思います。